岩首余興部 “鳴り止まぬ”
あの日の岩首には祭りの良さ、辛さ、凄さの全てがあった。
人々の集い。鬼の舞いと太鼓の響きが街を練り歩く。
それは“芸能”ではなく―
人々の営み。青く澄んだ景色を大きな機械が走る。
それは“産業”ではなく―
それは特別な何かではない、そこに在るだけの日常。
在り続ける、そのもの。
あの日の岩首には祭りの良さ、辛さ、凄さの全てがあった。
佐渡市新穂、農家の一年の集大成。
新年の伝統行事に集う人々の、少しだけ特別な日常。
至るところで太鼓の音が響く、稽古が始まる季節に。
祭りに向けて、稽古を経て、祭りの中で、伝え継がれていく。
唯一無二であるという強烈な信念に満ち満ちた熱気。
1989年、宮城県仙台市生まれ。2012年、新潟大学教育学部卒。
東映デジタルラボ株式会社入社後、主にテレビドラマのオンライン編集(編集の仕上げ工程)に従事。
多種多様な作品に触れ、クライアントの要望に柔軟且つ的確に応えるためのスキルを磨いてきた。
2022年9月、佐渡島に移住。その目的は「伝統芸能“鬼太鼓”を撮るため」「佐渡島で映画を撮るため」。
1974年、佐渡島生まれ。1999年、新潟大学大学院環境システム科学専攻博士前期課程修了。
映像という記録を通して、”大切なもの”を後世に残したい。
さどやニッポン株式会社代表取締役。株式会社佐渡相田ライスファーミング代表取締役。
観光庁観光圏地域づくりマネージャー。佐渡祭ワールドツアー実行委員長。